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住まいに安らぎを

住まいに安らぎを

電化製品からも有害物質が出てるんですよ~

2005/12/05の日刊工業新聞Newsウェーブ21の記事です。
なんとスピーカーからも有害な化学物質を使用していますって記事があったので転記しておきます。

パナソニックデバイス、車載スピーカーのVOC発生を削減

 パナソニックエレクトロニックデバイスは、シックハウス症候群の原因となる揮発性有機化合物(VOC)の発生を大幅に減らす車載用スピーカーを開発した。VOCを含まない接着剤の開発や、接着剤不要のポリエステル繊維を採用することで、業界に先駆け設定したVOCの自主規制値をクリアした。従来製品と同程度の価格に設定し、06年1月から自動車メーカーにサンプル出荷する。
 スピーカーから発生するVOCのうち、最も多い物質はトルエン。組み立て時に使う接着剤から発生する。同社のスピーカーの中でVOCが多い製品では、65度Cで1立方メートル当たり400マイクログラム生じていた。そこで接着剤メーカーと共同でトルエンを含まない接着剤4種類を開発し、発生量を同11マイクログラムに抑えた。
 シックハウス症候群の主因とされるホルムアルデヒドも低減した。ホルムアルデヒドはスピーカー制振器の材料であるポリエステル繊維の接着に使うフェノール樹脂が発生源になる。そこで繊維同士が接着するポリエステルを採用し、ホルムアルデヒドを同1・5マイクログラム(従来品は同17・4マイクログラム)まで減らした。
 自動車業界にはVOCの自主規制値を作る動きがある。中でも車内に数台設置されるスピーカーは、他の車載機器に比べて単位重量当たりのVOC発生量が多い。
 そこで同社は、いち早く車載用スピーカーのトルエンを同26マイクログラム、ホルムアルデヒドを同20マイクログラムとする社内規制値を設け取り組んだ。
 国内外の自動車メーカーの要望に応じたVOC規制対応のスピーカーとして業界で初めて製品化し、需要の拡大を目指す。


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